ドギーリーグ出身 保護猫のグミちゃん
保護猫のグミちゃん
シェルターを卒業して新しいご家族のもとで過ごしてから約8ヶ月
先日、天国へ旅立ちました。
グミちゃんは町田の三輪緑山の住宅街で栄養不良で瀕死状態になっているところを保護されました。
受け入れ先がなく行き場を失ったグミちゃんは鶴川のドギーリーグのシェルターへ。
当初は削痩しており大きい乳腺腫瘍を複数患っていました。
ご飯も自分で食べられない状態だったので、経鼻-胃栄養カテーテルを設置し流動食をあげながら、サポートをしていたところ、
数日後、自力食欲が出始めて体重が徐々に増えていきました。
乳腺腫瘍はありましたが、この時点では明らかな転移病巣が確認されなかったため、乳腺腫瘍の手術を行いました。
過去のブログでも記事にしましたが、猫の乳腺腫瘍は90%以上が悪性と言われています。
ただし、まちだドギーリーグはノーキルシェルターです。
体調・食欲の回復の兆しが見えてきたグミちゃんにしてあげられることは、今ある病気に対して可能な治療を行い、少しでも生活の質を上げてあげることです。
病院でこのまま余生を過ごすかもしれないと思っていましたが、
幸いにも非常にご理解のあるご家族に巡り会えました。
譲渡後は乳癌がなかったかのように、よく食べ体重もどんどん増えて、毛艶もすごく綺麗になっていきました。
もともと人にも慣れていたため、ご家庭でもすごくフレンドリーだったようです。
しかし、手術から9ヶ月後、肺転移が見つかり、最終は胸水が貯まり亡くなってしまいました。
保護されていなかったら、寒い外で誰もいないところで亡くなっていたと思います。
短い期間ではありましたが、里親さんの温かみを感じられながら生活できた時間はかけがえのないものになったのではと勝手ながらに思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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