皆さん、愛犬、愛猫の健康診断はやっていますか?犬猫は1年で人間の約4年分の年をとるといわれています。1年に1回の健康診断でも、犬猫の場合は人の年齢で換算すると4年に1回ということになります。小型犬や猫は約1年で体が出来上がり、人でいう成人となります。7-8歳頃から中高齢期が始まり、犬種によっては癌年齢とまで言われ腫瘍疾患の発生率が上がります。腫瘍だけではなく、心臓病、腎臓病、内分泌(ホルモン)疾患など、様々な病気のリスクが上がります。
一般的に健康診断といえば血液検査や尿検査が多く行われています。健康時の定期的な検査データの蓄積が、病気の早期発見に役立ちます。しかしながら、これらの検査だけでは早期発見が難しい病気もたくさんあります。中高年齢以降は、血液・尿検査に加えて、画像診断の検査(超音波検査、レントゲン検査、CT検査)もおすすめしています。当院と提携しているオールハート動物リファーラルセンターでは高速CTスキャン可能な設備がありますので、短時間の全身麻酔、あるいは状況により無麻酔・鎮静処置のみでの撮影が可能です。麻酔下であれば同時に歯石除去などの口腔ケアも可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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